肺転移発覚
(2001.10.12)


告知当初、余命4ヶ月との宣告を受けた父・・・。
2月の手術では大腸・肝臓内の腫瘍切除に成功し、
不安ながらも目の前の現実を受け止めつつ過ごしてきた。

父はめでたく術後半年をクリアし、
次なる目標を見出し始めていた矢先の新たなる試練。

この日、私は久しぶりに父の病院に付き添った。
私自身、仕事復帰に伴い、父の看病全般を母に任せきりであった。

執刀医(外科医)によれば
「当分の間はこのまま様子を見ていきましょう」との事。
しかし私はやはり不安であった。
父の場合、決して早期の大腸癌ではない。
既に肝転移をきたしており、例え手術で腫瘍が切除できていようとも、
やはり再発・転移の不安は常に頭から離れない。

そんなわけで、
6月頃から私は必死になって胸部CT検査をするよう父に勧めた。
しかし父は担当医の悠長な言葉を鵜呑みにし、
なかなか私の意見を聞き入れてはくれない。

そんな父であったが、やっと胸部CTを撮る気になり、
担当医にその旨を伝えた。
しかし担当医は
「まだ早いですよ〜。そんなに焦らなくても・・・」と言うばかり。
何の説明もなく、ただ悠長な言葉を発するだけの医師。
私のイライラは募るばかり。
様々なやりとりの末、
何とかその後2度にわたって胸部CTを撮る事となった。



胸部CTの結果、
2001.10.12、癌告知後9ヶ月が経過したこの日、
肺転移との告知を受ける事となった。


大腸癌・・・。
早期発見であれば比較的治癒率が高いといわれている。
しかし父は発見時既に肝転移をきたしており、
例え手術で切除できていようとも、
やはり再発・転移に対する覚悟は必要不可欠であった。
しかし、まさかこんなに早く転移するとは。
一見健康そのものの父ではあるが、
やはり父の体内に潜む癌細胞は依然として増殖を続けていたのだ。


これを期に、私達は与えられた更なる試練を受け止め、
そして、前に進まなければならない。
父の癌告知すら未だ信じられずにいる私なのに、
これ以上の現実を更に突きつけられるとは・・・。
神も仏もあったもんじゃない。